穴窯焼成体験 2015年 秋ANAGAMA

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第22 回 穴窯焼成体験 2015/10/12~2015/11/7

< 窯詰め > 2015/10/12

今年の秋も開催されました☆ゆう工房大人気イベント穴窯焼成体験♪

穴窯イベント第1日目☆まずは窯詰めのレポートをご紹介します!

梅田から車を1時間ほど走らせ、自然にかこまれたのどかな大阪府の能勢町にゆう工房穴窯はあります。
能勢町に入ると気温も2,3度低く、なんだか空気も澄みきっているように感じられました。

朝早くからお越しくださった各教室の全5名の会員さん。
まずは道具の使い方や、作品の詰め方をしっかりと学びます。
今季の作品数は全国9教室から291点も集まりました。

おちょこのような小さいものから、巨大なオブジェ作品まで。
他の会員さんの作品を見るのは、新鮮で刺激になります。
このアイデアは浮かばなかった!など自身の作陶のヒントにも繋がりますね。

穴窯は手間に大きな焼成室(本間)と、その後ろに大人が一人やっと入れるくらいの小さな焼成室(一の間)があります。
窯の中は少しひんやりとしていて、暗くなっているので、ライトで手元を照らしながらの作業です。

2人組でペアになり交代で作品を詰めていきます。

初対面同士の会員さんも、一緒に作業していく内にあっという間に仲良くなれます。
これも穴窯イベントの大きな醍醐味のひとつです☆

今回穴窯イベント 初参加の会員さんに一の間に入って頂きました♪

片足から入り、体制をちぢめようやく全身すっぽりと入ることができました。
「かなり狭いですね。。。!」と普段体験することの無い空間にドキドキ。。しかしなんだか妙な安心感。

作品をひとつひとつ丁寧に詰めながら、無事に焼きあがるのを祈ります。

作業に集中しながら、気がつくとあっという間にお昼。。。!
しばし作業を止めて、ゆったり休憩の時間です。
日当たりのいい大きな栗の木の下にテーブルとイスを並べ、自然の中のランチタイム☆

みなさん温かいスープを持ってこられたりと寒さ対策も。
窯場でごはんを頂きながら、わいわいおしゃべりも楽しまれていました。
教室とはまた違った雰囲気の中で、スタッフも会員さんの違った一面が見られたり、と様々な発見がありました。
休憩の後は引続き残り少なくなった作品を詰めていきます。
さっきまであんなにたくさんあった作品がどんどん詰まっていくのをみるとなんだか達成感がでてきて、あともう少し☆頑張ろう!というムードに。!

10月になると日が暮れるのも少しずつ早まり、気がつくと外は真っ暗。。。
会員さんたちも窯の中で作品を一生懸命詰めていて、交代の時間になり、窯から出ると外が「あれ、もう真っ暗になってる!」と驚いた表情。穴窯窯詰め。。。あるあるです。

日常から少し離れ、自然の中で過ごす穴窯イベント。
初日はこうして幕を閉じました。

< 焼成1日目 >    2015/10/30

窯詰からの襷を受け取り、今日から2日間の焼成が始まりました。
1日3交代制で火を絶やさず作品を焼き上げていきます。

< 焼成1日目1ブース・火入れ >

心配されたお天気もよく、待ちに待った焼成が始まりました!
今回は東京教室から男性会員さん、名古屋教室から女性会員さん、そして大阪梅田教室から男性会員さんがご参加してくださいました☆
全国のゆう工房会員さんがここ穴窯へ集結!スタッフの私もわくわくでした。

みなさんはじめまして同士でしたが、すぐに打ち解けてチーム感ばっちり☆穴窯ではチームプレイが最重要です♪

火入れの準備を整え、東京会員さんに代表して火をいれていただきます。
木の葉から燃え移った炎がどんどん大きくなり薪がバチバチと燃え始めました。

この時間帯はまだ焚き火のような感覚で、ゆっくりと時間をかけて温度を上げていきます。
みなさんで何気ないお話をしたり、チェーンソーで薪をどんどんカットしながら薪もくべていきます。

東京会員さんは穴窯にある釉薬に興味津々。
「織部」や「柿釉」などのサンプルをみながら、他の会員さんと陶芸話が盛り上がっていました♪

名古屋会員さんは今夏、梅田教室で開催された「淀川花火大会イベント」に参加して頂いておりそこで仲良くなられた梅田会員さんに穴窯を勧められてお越しくださったそう!
ものづくり仲間の輪が広がっていくというのはとても嬉しいことですね☆

お昼は穴窯恒例「おでんリレー」。
焼成1日目から具材を入れはじめ、次のブースの方に引き継いでいくというユニークなおでんです☆

みんなでおいしくいただきます。梅田会員さんも明るい方で話を盛り上げてくださり、いつも間にかみなさんすっかり仲良しになられました♪

早朝8時から始まった火入れも気づけば15時。
交代の時間です。
本当にあっという間!でしたね~
まだ居たいな、、、、と後ろ髪を引かれながら、また穴窯でお会いできることをみなさんでお約束して2部の次ブースさんへ引継ぎました。

< 焼成1日目2ブース >

お昼からは大阪梅田教室の会員さん3名がご参加。
ベテラン会員さんと初めて穴窯にご参加くださった会員さん、ゆう工房の研修生も参加させていただきました。

みなさんにこやかに到着♪
「窯の具合どう?」「薪切るね」と早速穴窯モード。さすがベテラン会員さんですね。
早速穴窯モードです。温度も順調に上昇。

夜中の焼成用に薪も手分けをしてどんどん切っていきます。
みんなで交代しながら、『薪くべ、薪運び、薪カット!』穴窯語録になりそうな言葉がふと浮かびました。

じっとしていると少し肌寒いですが、動いているので汗がでてきます。こんな時は冷たいお茶が美味しい!
小休憩を挟みながらも視線は窯に釘付けです。

どんどん上昇する温度。
日が落ちて暗くなるころには無事1000度を達成しました☆

ベテラン男性会員さんはこの後、夜中ブースも通しでご参加してくださいました。頼もしい会員さん☆いつもありがとうございます♪
たくさん動きましたがみなさん笑顔!タフさが感じられます☆

達成感と少しの心残りを夜中チームに託して、1日目2ブースが終了しました。

< 焼成1日目3ブース・深夜 >

いよいよ深夜の部の会員さんが集まりました。

この夜の部は、夜の22:00から翌朝8:00までのオールナイト☆ブースで男性会員さんがよく参加されるのですが、
今回は男性3名、女性3名と半数ずつのご参加。
女性会員さんにも穴窯焼成が浸透してきているのを感じました。
また会員のNさんが非会員のFさんを連れてきてくださりました。
Fさんに何故参加されたんですか?とお聞きすると「神戸新聞で陶芸の連載があって、実際の窯焚きが気になって」とのこと。
穴窯体験は会員さんのお友達であれば非会員さんでもご参加できます♪1人ではちょっと行きにくい。。という場合はとっても安心です。

みなさま「寒い寒いぃ」といいながら、(能勢の夜は冷えます)
お昼ブース参加の方から火を引き継ぎ、いざ薪入れ!

今度は「熱い熱い!」という声が聞こえてきました(笑)
しかし気温が低いので「火の近くから離れられない~」なんて声も…窯が暖炉がわりです☆

穴窯焼成に初参加の方が3名来られていたのですが、
みなさまお上手でベテラン会員さんとスタッフで「上手に薪をくべるなぁ~」と感心してました。

途中、ベテラン会員さんの2名が薪が無くなってしまうのでは?と心配してくださいました。
夜のブースは薪をきるチェーンソーの音が響き渡る為、薪のカットが出来ないのです。その為、薪が無くなってしまっては一大事です。が、しかし
「チェーンソーがだめならノコギリで切りますよ!」と非会員のFさん。なんて頼もしい!
Fさんは以前、伝統工芸校というところで竹工芸を専門に勉強されていたそうです。
実際に何本か切っていただきましたが、素晴らしいのこぎりさばき!Fさん、とってもかっこよかったです(*^_^*)♪

夜中のブースは長時間でハードな印象をうけますが、
一番落ち着いているブースであるようにも感じます。
スタッフとも普段教室ではお話ししないような趣味の話をしたり、
窯の温度をみながら「最近1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府じゃなくて1185(イイハコ)になったんだよねー」という雑談をしながら
おでんリレーの具材をつついたり…。
初めての人もそうでない人も、分け隔てなく、みなさんでお話しされていたのが印象的でした。

6時くらいをすぎてくると空も白んできはじめ、
朝イチから薪のカットがスタートします!
夜中の内にカットした薪をすっかり使い切ってしまったので、
次のブースの人達の薪をたくさんつくっていきます。

最高温度1180℃、
午前8:00を回ってきたところで、深夜のブースは終了いたしました。
夜通しの参加ですが、疲れた顔はなく、みなさま、やりきった笑顔をみせてくれました。

< 焼成2日目 >    2015/11/1

< 焼成2日目1ブース >

早朝、梅田教室に集合し、車で能勢へレッツゴー☆!
焼成2日目1部は南堀江教室から男性会員さん1名と梅田教室から女性会員さん3名のご参加いただきました。

道中、今回制作された穴窯作品のこだわりポイントや
次に作りたい作品の構想などをお聞きしみんなで穴窯談義(*^_^*)
楽しい時間を過ごし、あっという間に能勢の窯場に到着しました・・♪
車から出ると、ダウンジャケットを羽織っていても
「凍えるー!」と思わず口にしてしまうほどの寒さ。
能勢の気温は都市部にと比べると、2.3度低くなりますが
この日は前日より特に冷え込みが厳しかったです。

夜通し、火の番をしてくださっていた夜の部メンバーから
バトンを受け取り、自己紹介。。の間もなく、早速薪くべをしていきます。
窯の前に立つと、じんわり温かくホッとします★
温かいので、なんだか窯から離れられません。

2日目、最初に薪くべされたのは穴窯ベテラン女性会員さんペア♪
お二人の息ピッタリの動きに歓声がわきます(`・ω・´)☆
思わず見とれてしまう方続出!さすがです☆

チェーンソーやオノでの薪割りや、薪運び。
木の香りの立ちこめる自然の空気が、とっても心地良いんです。

窯の温度は、順調に上がったかと思えば下がったり。。
今までの温度表を見ながら
「大体この時間は温度下がるから、焦らずいこう!」と
声を掛け合い、ひたすらに薪をくべていきます。
2日目には、一の間という狭い焼成室にも細い薪をサッサッと入れ、温度をあげていきます☆
本間の大きな薪入れとはまた違った静かな楽しさが感じられます♪

お昼休憩には、今回も穴窯恒例のおでんリレーをしました(^ω^)
練り物が多く、「練り物パーティーやー!」と話しながら
美味しくいただきました☆会員さんとゆっくりお話できる
この時間、本当に心が安らぎます・・*

休憩の後も薪くべをし、朝からご参加いただいていた会員さんは交代の時間となりました。

< 焼成2日目2ブース >

穴窯焼成イベント
ついに最終ブース☆
ここでは温度を確実に上げていかなければならない過酷ブースです!

参加者さんはベテランばかりの全4名の会員さん☆
頼もしい!さっそく薪を窯にくべていきます。
窯のふたを開け、すばやく薪の束を窯の中へ放り込んでいきます。蓋を開けると炎が勢いよく燃えているのが見え、THE炎の芸術。。。というのを実感します。

温度は1100度を超えて、薪をくべていた会員さんの額からは汗が。。
「あ、服がこげてる!」火に近かった為か、気が付くと
袖口などが黒くなっていることも。。。
ときどきお話をしながらも、やはり窯からは目が離せません。みなさん真剣な表情です。

火が暮れ、辺りがだんだん暗くなるのを感じながら しばし休憩。。

穴窯名物同じく「おでんリレー」を頂きます♪
焼成1日目からずーっと引き継いでいるので
どんな味になるのか。。はその時のお楽しみです。

お鍋を囲みながらワイワイ談笑。ついこの間あった電車の中での出来事や、ささいなおもしろエピソード話まで。。なんだか和やかな雰囲気☆

穴窯にいると、教室にいるときよりも会員さん同士の距離がとても近くに感じられます。
同じ釜の飯。。。という言葉もこのときふと思い出しました。

休憩のあとは最後の正念場!ここでどれだけ温度をあげられるかにかかっています!
窯のフタを空ける人、薪をくべる人、もうすっかり息があっているのが分かりました。
短時間の間に何度も繰り返し、チームプレイにより磨きがかかります。

煙突からは火柱が立ち、日の暮れた暗さの中ひときわ目立っていました。
いよいよ最後の薪の束が窯に投じられ、(最後の薪を投じるときは願い事をこめます。炎の神様にいい焼きになりますように、とお祈りをするように。。」)こうして2日間続いた焼成も幕を閉じました。

< 窯出し > 2015/11/7

焼成から、ちょうど一週間後の11/7(土)。
待ちに待った窯出しの日がやってきました!☆
どんな焼き上がりに仕上がっているのか、期待を膨らませ
ドキドキで向かいます・・♪

参加された会員さんはベテラン会員さんお二人に
穴窯イベントがきっかけでご結婚されたご夫婦
初参加の会員さんの計5名です(*^ ^*)

窯場に到着して、まずは自己紹介。
今回はゆう工房の研修生も参加させていただきました♪
早速、煙突の蓋を開けてレンガで蓋をした焚き口を
開けていきます。この瞬間がドキドキの最高潮です♪

窯のふたを開け、さっそく窯の中へ体勢をちぢめながらもぐりこんでいきます。

ご自分の作品の場所をしっかり覚えてらっしゃった会員さんは
いち早く作品を見つけて焼き上がりにご満悦の表情☆
「この瞬間があるから窯出しが一番好き!」とおっしゃられてました。
何日も時間をかけて作った作品の焼き上がり。
真っ先に見ることが出来る窯出しブースは穴窯焼成イベントブースのなかでも特におススメです♪

みなさん窯出しされた作品を、1つ1つじっくりと鑑賞され
「この作品は何の釉薬をかけてるんでしょうか?」
「不思議な釉薬の流れ方!おもしろいな~」とお話しされていました。
作品の一つひとつ、同じ釉薬をかけていても焼成の場所により全く違った表情を見ることができるのも、穴窯の魅力のひとつです。
全国9教室から集まったたくさんの会員さんの作品を見ることができる機会は中々無いのでスタッフもいつも学ぶところがあり、新しい発見があります♪

さて、10月から始まった穴窯焼成体験。
いかがでしたでしょうか、、☆
教室の電気窯では、味わうことのできない、釉薬の独特の流れ方や
灰かぶり等で少しざらっとした質感なども感じて頂けたでしょうか。

全体的なイメージは荒々しくても
内側を見れば繊細な釉相が出ていたり、、見る角度によって
雰囲気の変わる穴窯作品は、本当に魅力的です。

また、来春の穴窯に向けて穴窯作品作陶していきましょう!♪
来春も皆さんの素敵な穴窯作品に出会えるのを楽しみにしております。