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ゆう工房で作った陶芸作品☆どんな焼き方?・・・・・和陶器の大切なお話しをします。

公開日: 2015年3月1日

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ゆう工房で作った陶芸作品☆どんな焼き方?

       ・・・・・和陶器の大切なお話しをします☆

 

ゆう工房は☆各教室に陶芸の窯を持っています☆

 

こちらは、一日体験者さんの作品や会員さんの作品ゆう工房の専門スタッフがひとつひとつ丁寧に窯詰め、窯焚きを行っています。

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一般に、都会にある陶芸教室の多くは、作品を電気窯で焼成していて

熱線から発せられる熱を加えるだけで、使っていないのをご存じですか?

電気窯の構造は、電気オーブンのような形になっています。炎を使わず、電気だけで焼いていて、この焼き方を酸化焼成と言います。

技術が進み、「火」を使わない安全な現代生活ですが、ご飯を直火で炊くと美味しいのはご存知のことかと思います。

 

 

日本人が好む陶芸はもともと、窯変と言って、窯で思わぬ色になることを尊んでいます。その原点はです。

炎で焚く窯には還元焼き(燻し焼き)と言いまして、炎が走った器には酸素のない部分が生じて、素地に自然現象の窯変を起こします☆

 

 

こちらは、ゆう工房が弱還元炎で焚いた朝鮮唐津☆炎で焚いた味わい深い釉相です。↓↓

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気品高い青磁釉の色や御本手(鹿の背の様な斑紋)も弱還元炎焼きで自然に生じる釉薬相です。実際の写真でご覧ください☆

 

☆天竜寺青磁の緑色とピンクのリング 。 ↓↓酸化焼きでは出せない色です。

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☆グレーと琵琶色の斑紋☆鹿の背の釉相 。 ↓↓弱還元炎で発色します。

「三代目J Soul Brothers」のメンバー、ELLYさんの陶芸作品です(^^♪☆

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☆気品ある砧青磁の青とピンクの斑紋↓↓炎のチカラで発色します。

大阪梅田教室の陶芸会員さんの作品です☆

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 ゆう工房では作品に炎をまわすため、電気窯でありながら、焼成の後半、火を焚きこむ作業を手間を惜しまず行っています。

専門の機材や特殊な設備が必要となるこの還元炎燻し焼きの作業。

和の火任せ陶芸には欠かせない焼き方の為、ゆう工房の各教室では、街中でありながら安全な設備を整え、お客様の作品を炎で焚きあげています。

 

 

炎を使わない酸化焼きの窯は、窯変が起きないため、釉薬の色数を増やしたり、細工や絵付けを勧めたりと、加飾に努めないといけません。

 

左が酸化焼き。右は還元炎焼き☆同じ天竜寺青磁の釉薬です。↓↓

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志野焼や備前、唐津焼、信楽や伊賀。。。日本人の心に響く桃山陶芸は炎無しでは語れない焼き物です。

写真は教室の薪窯で焚いた作品です↓↓

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 これから、陶芸を一度やってみよう、、、とお考えの皆様。市内の陶芸教室の多くがが炎を使わない酸化オーブン焼きなので、

焼き上がりは原色に近い桃色、黄色、緑色の釉薬を使い、変化の無い、のべっ、、、とした質感の陶器になります。

また、酸化オーブン焼きは焼け締りが悪い為、毎日使う食器には強度面でも向かないと言われています。

 

 

ゆう工房の陶芸一日体験さんの作品です☆土灰釉薬☆ピンク紋の窯変が美しいです☆教室の弱還元炎焼成☆↓↓

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焼き物は毎日使っているクラフトでありながら、一般に、焼きものの技術や知識はあまり知られていません。

陶芸を楽しもうと、いらっしゃるお客様に、実用的に使えるだけでなく、作った後も味わえるクラフトとしての「手作り」を広めたい・・・・との思いで上記のご説明を致しました。

 

 赤目の窯変帯紋が粉引きの陶器に味わいを出してくれます☆教室の弱還元炎焼成☆↓↓

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焼き物は電気オーブンの様に熱を加えるだけでは、良い作品にはなりません。

作品が炎に包まれた時、思いもよらない作品が生まれてきます。

 

この作品は天竜寺青磁とチタン白濁釉の2重掛け作品☆梅田教室の会員さん作品です☆教室の弱還元炎焼成☆↓↓

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ゆう工房は和の焼き物にこだわり、青磁や御本手などの窯変作品が焼ける、「を使う窯」を大切にしています。

様々な陶芸があり、しかたなく環境に左右される焼成技法もありますが、ゆう工房は直火の窯にこだわっています。内容に過言がありましたら、申し訳ありません。

長文、大変失礼致しました。最後までお読み頂きありがとうございました。

※ゆう工房は味わい深い、土ものの陶芸を目指していますが、酸化焼きの陶芸が必要な場合もあり、必要に応じて行っています。土鍋の焼き物や絵付けの陶芸で酸化焼きも行っています。

尚、薪の直火で焼く穴窯は大阪の能勢で年に2回焚いています。