穴窯焼成体験 2018 秋

  1. ゆう工房トップページ
  2. 穴窯焼成体験 2018 秋

第27回 穴窯焼成体験 2018/10/10〜2018/10/26

 

<窯詰め>2018/10/10

 

10月秋、大阪府能勢町にあるゆう工房穴窯にて
【☆第28回能勢穴窯大人の冒険ツアー☆ゆう工房開校30周年記念★窯詰め☆イベント】を開催致しました。

 

 

窯の前には川が流れており、のどかな田園風景が広がります。
今回、ご参加頂いたのは2名の会員様。何度か穴窯にご参加頂きました。

 

 

人が2人ぎりぎり入れるくらいの大きさの窯の中に入り、全国7教室から集まった会員様の作品を丁寧に詰めていきます。

中は暗いので照明で手元を照らします。

 

 

窯に詰める際には【目付け】と呼ばれる作業を行います。

作品が棚板に引っ付かないように焼きしまらない土を丸めて高台につけていきます。
均等な場所につけていくのが至難の業です。。。!

 

 

目土の代わりに【とちん】と呼ばれる道具も使います。
こちらは作品の高台の幅に合わせて作られており作品をそのまま乗せるだけで詰められます。
タタラなどの平たいものは高台がないので目付けの方が適しています。
はじめはからっぽだった窯が….

 

 

作品をぎっしり詰めて、こんな感じになりました!

 

 

大小、高低、さまざまな作品の数々。全数で275点ほどもあります★
どのような焼き上がりになるのでしょう。。。!!楽しみですね。
みなさん、ありがとうございました&お疲れさまでした。

 

 

 

 


 

 

 

<焼成1日目>2018/10/17

 

10月17日に行われた穴窯の焼成1日目【深夜ブース】の様子をご紹介します。
まずは窯焚きの様子。
朝05:45分から火入れし、窯焚きを開始しました。
ここから徐々に温度を上げて1200℃以上を目指していきます!!

 

 

夜20:40の時点で本間の温度は1150℃。 
2人1組で窯のフタを開けて薪入れをして、温度を上げていきます。

 

 

なるべくスピーディに薪入れをしていく事、薪の燃え残り(オキ)を出さないよう、慎重に薪の量・タイミングをはかっていきます。

 

 

このまま夜通し窯焚きを続けて行きます…
一瞬の判断の差で、温度が一気に下がってしまう事もあるので、常に窯の火加減、温度の変化などを確認しながら、薪入れをしていきます。
能勢の夜はひんやりと冷たく、時折空を見上げると満点の星空が美しく、オリオン座や北極星が見えていました。
さあ、温度は無事上がるのでしょうか…?!
朝方の4時12分。

煙突から大きな火柱が立ちました!

 

 

6時58分 になると、本間の温度も無事1200℃を超し、夜明けとともに温度が順調に上がっていきました。

 

 

朝7時50分、焼成2日目の担当スタッフと交代し、深夜ブースは終了です。

 

 

朝方の能勢。自然が美しく、心が落ち着きます。。。

 

 

 


 

 

 

<焼成2日目>2018/10/18

 

火入れから37時間、1200℃以上を目指します!

 

深夜組の死闘の薪入れと気温が高かった為か、朝の時点で既に1200℃に到達!
かなり順調なペースの上がり具合です。

 

 

煙突からは、赤い炎と黒い煙。

 

 

常に煙突の様子を確認しながら、薪入れの頻度や量を調節していきます◎

 

 

一度に投入できる薪の料は「両手でつかめるくらいの一束」を4セット。
これを、焚口の蓋を開いている時間を短くすませるために出来るだけ素早く投入しなくてはいけません。
スムーズに動けるよう、スタッフと穴窯ベテラン会員さん、一回一回動きを確認中。。。

 

 

焚口の蓋を開ける為、薪を入れて数分の間は、窯の温度が5~10℃下がりますが
それから薪がしっかり燃焼され、再び温度が上昇。
そして、そこから温度が下がり始めたら薪を入れる、のサイクルです。◎
薪を入れるタイミングが早すぎても、遅すぎても、温度は上手く上がっていきません。
温度の上がりが順調な時、悪い時、その原因は何か?
一度にくべる薪の量は適切か?窯の中のオキはしっかり燃えているか?
観察と考察をしっかり繰り返しながら薪をくべていきます。

 

 

さらに、穴窯の燃料になる薪割りも行います!
薪はチェーンソーで窯の中に入る大きさにカット。
乾燥した薪は今回の焼成で使用し、
湿った薪は半年後の焼成で使用するためにしっかり乾燥させ寝かせます。

 

 

今回の焼成では、この薪の山4つ分を燃焼。。。!
窯焚きのラストスパート!!

 

 

本間はバッチリ1200℃越えをキープ!
大きな窯の中でも一番奥の温度が上がりにくい「一の間」は
中に詰めた器の釉薬の溶け具合を絶えず確認しながら薪を投げ入れています。

 

 

焼成中の作品をハサミで掴み、釉薬の溶け具合を確認中です。。。

 

 

この後、焼成は夜の6時まで続き、37時間焼成され無事に終えることが出来ました。

 

 

 


 

 

<窯出し>2018/10/26

 

第28回能勢穴窯大人の冒険ツアー・窯出しイベント!
その様子をレポート致します☆彡
少し肌寒さも感じる10月26日。
焼成を終え、1週間ほどたったこの日、まだ窯の中はほんのり暖かさもありました。
焼きあがった、たくさんの作品が・・・
こちらです!!

 

 

焼く前のもの↓と比べるのも面白いですね!

 

 

今回温度も順調に上がり、しっかり釉薬も熔けていました。
穴窯ベテラン先生。上の棚から順番に出していきます。

 

 

火があたる火前は、釉薬が流れやすく、流れたところをタガネでゆっくりはがしていきます。

 

 

火があたる火前は、釉薬が流れやすく、流れたところをタガネでゆっくりはがしていきます。

 

 

作品が欠けないよう、慎重に・・・

 

 

2人が窯の中に入る最大人数です。
会員さんにも入って頂き、一緒に窯出ししていきます

 

 

こちらは気合十分のあり先生、とも先生ですヽ(^o^)丿
前列のあとは、真ん中です。

 

こちらも、しっかり熔けています。
こちらは温度が低めの一の間。

 

 

備前などが焼けます!
一の間はスタッフ1名入ればいっぱいに(>_<)

 

外にいる人と力を合わせて仕分けをしながら作品を出していきます。
「次の段の作品を出します!」
「了解ですー!」と、声掛けも活発です(^.^)
こちらはグラインダーをかけている最中です。

 

 

 

作品の裏の焼き付いた土や釉は、1つ1つ丁寧にグラインダーやリューターで削ります。

窯から出てきた作品をひとつづつ眺めていると、
どの場所でどう焼かれていったのがとても興味深く
同じようにはなかなか焼きあがらない
電器の窯とは違う、穴窯だけの魅力・奥深さをより感じます。
この日は、前列と真ん中の列、そして一の間を窯出しして終了しました。
あとは全国7教室分の作品を仕分け、梱包して送ります。

会員の皆様には、作品がかえって来るのを楽しみにお待ちいただきたいと思います!

最後にご参加くださった会員様と記念撮影をパシャリ☆

 

 

お疲れ様でした。
次回焼成は来年の春。

また楽しみにお待ちください!