穴窯焼成体験 2019 春

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第28回 穴窯焼成体験 2019/4/8〜2019/4/26

 

<窯詰め>2019/4/8

 

先日4月8日、大阪府能勢町にあるゆう工房穴窯にて作品の窯詰めを行いました。
4月からゆう工房に入社した新人スタッフは初参加となる穴窯。

穴窯焼成体験4日間の様子を、今回は我々新人スタッフがご紹介致します!

 

ゆう工房の穴窯は田園風景の広がる、豊かな自然の中にあります。
8日のスタッフによる窯詰めには、新人スタッフ6名が参加しました!

 

 

 

全国7教室から集められた作品を開梱します。
どのように焼きあがるのか…ワクワクしながら窯の手前・真ん中・後ろに作品を分けていきます。

 

 

2人がギリギリ入れるくらいの窯に、会員様の作品を慎重に詰めていきます!
無事に焼きあがることを願いながら丁寧に詰めました。
穴窯では、一度の焼成で大量の薪を使用するため、

必要な量の薪を交代で窯に入るサイズにどんどんカットしていきます。

 

 

 

慣れないチェーンソーと格闘し、なんとか新人全員がチェーンソーを使いこなせるようになりました!!

 

 

初めてで学ぶことも多く、先輩スタッフの指導の下、無事に8日分の窯詰を終えました!
窯焚きもしっかりと気を引き締めて、会員さんの作品を焼成していきたいと思います!

 

 

 


 

 

 

<焼成1日目>2019/4/17

 

4月17日に行われた穴窯焼成一日目のリポート★をお伝えします
夕方、電車とバスを乗り継ぎ、夜道を歩いて能勢の窯場まで向かいます。
カエルの鳴き声が響いて、雲間から月がきれいに見えていました。
初めての穴窯焼成に、ドキドキする気持ちを抑えられず、道を急ぎます。

 

 

朝早くからゆうさんが火入れを行ってくださり、窯に近づくだけでも熱気が伝わってきます。
会員さんが窯を開けてくださり、初めて炎のうねる窯を覗く私たちは
顔に熱風を受けながら、器たちが窯の中で真っ白に光る様を見て胸が熱くなりました!

 

 

燠をあまり残さないこと、ふたの開け閉めを素早くして熱気を逃さないことなど
窯を焚くにあたって大切なことをゆうさんから教えていただきます。
またフタを開けて薪を投げ入れる息の合った仕事を
何度も穴窯焼成に参加して下さっている会員さんと

南堀江教室陶芸講師のあーりー先生に実際に見せていただき、

素早く薪を投入するアドバイスを頂きました。

 

 

私たちも恐る恐る薪を投入するものの、最初は炎に押されて腰がひけていました。
それでも薪を投入することは不思議と魅力的で、
「炎はずっと見ていられるね」とみんなで夜の穴窯をしみじみと味わい、
とても貴重な体験をさせていただきました。

 

 

ベテラン会員さんが的確に薪投入のタイミングを教えてくださり、
温度は徐々に上がり、深夜2時40分、ついに1200度を超えることができました!

 

 

1180度から1220度を行ったり来たりさせながら、
温度を上げすぎないように薪投入のタイミングを調整します。
夜が明け初め、カエルに代わって鳥たちが鳴き始めました。
明け方の空と煙突の炎の色合いがとても美しかったです。

 

 

8時前に無事、二日目のメンバーとバトンタッチすることができました。
これから窯焚きに使う薪の前で集合写真。
達成感があり、朝日がとてもまぶしく感じました。

 

 

夜の穴窯では、炎の力を借りて、和やかでありながら
真剣に窯と向き合う、貴重な時間を過ごすことができました。

 

 

 

 


 

 

 

<焼成2日目>2019/4/18

 

4月18日に行われた穴窯焼成2日目の様子をご紹介します。
7:50…深夜組から薪入れを受け継ぎ、晴れ渡った青い空の下、2日目がスタートしました!
夜中の時点で窯の温度が1200度まで上がっていたこともあり、昇温の調子はかなり良いようです。

 

 

穴窯の手前に焚き口があり、そこから薪の束をくべていきます。
薪の束数、1束の量や薪の大きさによって温度の上がり方や、焼成の進み具合に変化が起きます。
最適な焼成を行うための薪の量は、燃え切っていない薪(オキ)の量を見つつ判断していくのですが、
経験を問われるこの技をいかにして身に着けようかと、とにかくベテランスタッフの動きをよく見て学んでいきます。

 

 

同時進行で欠かせないのが、燃料になる薪割りです。
薪は、大きいものから小さいものまで様々あり、窯の中に入る大きさにチェーンソーでカットしていきます。

 

 

湿った薪は次の穴窯焼成まで乾燥させ、乾燥したものを燃え具合に合わせて次々に窯に入れていきます。
今回切った薪が、次回の焼成で活躍するということですね!

 

 

こちらはカフェスタッフのしおちゃん。焼成の最後に窯の隙間をふさぐトメ土を作ってくれています。

 

 

 

煙突から炎が!!!!!!!
立ち上る真っ赤な炎はまるで赤い龍が天に昇っていくよう!
目の前の大きな窯の中が、真っ赤な炎で満たされ、その中で作品が焼かれていくと想像すると、
自然と人間の神秘的な融合を感じます。

 

 

焼成の最後は、温度を下げずにオキを減らすための「木蓋」を行います。

 

 

焼成は順調に進み、日暮れ前までに窯じまいをすることが出来ました。
会員さんとスタッフのチームワークで焚き終わりました☆
ご参加頂きました会員の皆様ありがとうございました!

 

 

 


 

 

<窯出し>2019/4/26

 

4月26日、能勢にある、教室の穴窯から、作品の窯出しを行いました。
今回は会員さん作品の窯出しの様子をレポートいたします!

 

 

 

こちらは、窯の入口のレンガを外した中の様子です。
焼成から数日経ち、窯はすっかり冷めています。
奥に会員さんの作品が焼きあがっているのが見えます。
穴窯の炎や灰によって、想像以上の変化を遂げた作品もあるかと思います!

 

 

 

作品を一つずつ丁寧に外しながら、窯出しをしていきます。
窯の中で作品を取り出す人、その作品を外で受け取る人で、順々に交代しながらの作業でした!
窯から取り出した作品は、会員さん個人個人としっかり照らし合わせ、スタッフによって仕分けられます。

 

 

そして器の高台や、皿状の作品を重ねた部分に付いた目土をグラインダーを使って綺麗にしていきます。
釉薬が溶け付いてしまっている部分もあるので、作品が傷つかないよう慎重に作業を行います!

 

 

そうして窯出しされた作品たちは各教室ごとに仕分けられ、丁寧に梱包したのち配送されます。
窯詰したときの様子とは全く異なる、予想を超えた穴窯焼成の結果に、窯出しをしながら胸が高鳴りました!!
次回は秋の焼成がありますが、今からどんな作品を焼こうか考えるとワクワクしますね。